きょくざひょうほかんプログラム、FANUCさんのNC機にてG12.1(モード入)G13.1(モード解除)コードを用いて座標間の補間をしてくれるプログラムです。

マシニング等では二つの軸を補間し円を描かせたり、旋盤ではC軸(主軸・・回るとこ)を利用してX軸(径側)との同期を取り、軸を回転させながら六角形や二面加工等が出来るようになります。

プログラムはさほど長く無いのですが、加工に使う刃物(エンドミル)の中心と各直線の開始、終了座標を計算しなければならないので、少し面倒です。

Y軸付きの旋盤・・(普通のNC旋盤は2軸(X,Z)回転する主軸の位置制御が出来ると(X,Z,C)で3軸なので、Yが追加されるとX,Z,C,Yで4軸になります。)が有れば、極座標補間はしなくてもY軸を使い同じ加工が出来ますが、弊社には3軸までしか機械が無い事とフライス加工等を外にお願いするとコスト的な問題とバリ等で品質問題となるので、旋削加工と同時に加工出来ると大変助かります。・・勉強中でまだ加工していませんが💦

NC機器は、学ばなければならない事が多く、多くのコマンドが使いきれていません。パソコンのExcelみたいです。Excelも最近は機能が増え過ぎて勉強する気も無くなり、なんかの拍子に「ここはこうやった方が良いですよ」と教わってばかりになりました。

極座標補間で上手く加工できれば良いのですが。

写真では大きいのですが六角の平径で24です。
ステンレスな事とクーラントがソリュブルで粘度が無いのでツルっと仕上がりませんが、鉄板にカシメて使う部分なので大丈夫だそうです。加工先さんはポリゴン加工でノーズRが有り板にカシメるので角Rが禁なので苦労されていました。

プログラム見本通り入力したらエラーが出て、サービスの方と1行毎に確認した結果、1行間違えていました。見本は他の機械用のようでした。
極座標補間モードに入ってしまえば難しくは無いので、慣れればいろいろな加工が出来ると思います。文字も書けるらしいのでいつか挑戦してみます。