メインで使用する3DCADを国産の図脳3DPROからFusion360に変更して半年が経過しました。

慣れたかと言えば、もう一切操作が気にならないので、馴染みました。速度的にも同じモデルならFusionの方が早くモデリング出来るようになっています。以前は図脳でモデリングしてIGESに保存してFusionで解析やレンダリングをしていたので、けっこう時間がかかっていたのですが、その分の時間も節約されましたのでトータルでは大分早く作業が出来るようになりました。

図脳3Dはもうサポートが終了してしまい、今のPCに合わない部分があってたまに固まっていたので、大きなモデルでダウンしてしまう事が無くなりストレスも減っています。

大きく変わった点は、デザイン性・・図脳では面倒で詳細な表現を省いていたのですが、Fusionは手前のコマンドに戻り編集してもモデルに反映されたり、スケッチも柔軟性が高かったりで微妙な表現が簡単に出来るので、工程図をモデリングする際に鍛造イメージ通り計算出来るので工程図が正確になりました。むかし方眼紙に手書きしていた頃の感覚に近く、真面目に工程図を設計している気分になれます。変形させたモデルのボリュームを正確に計算してくれるので鍛造解析が無くてもかなり正確な予備形状が設計出来ます。

なるべく正確な予想で工程設計する→実際に打つ→サンプルと比べ反省する→次の設計時に反映させる・・基本的な工程設計の流れが正確に出来るCADだと思います。

もう少し二次元への連携が良くなると便利なのですが、唯一の欠点は業務用としては使い難い。二次元で図面修正した事が三次元に反映出来ないのはプロ用としては、イマイチです。