1D2B工程の概要です。(予定)
切断から第一パンチまではごく基本的なレイアウトでボリュームもほとんど変化していませんので試作01,02と同じ金型を使用します。(試作02にてコンタミの打ち込みを確認したので切断と第一パンチ端面強制部を確認します・・おそらく10R切断後にSCM435に切り替えたので切断クリアランスが合っていません)
下の工程プロセスで解るようにHelicoは製品形状に依存したプロセスとなっています。
ですのでボリュームが正しければ予備形状は何でも大丈夫ですが、正確な形状を出すためにはなるべく高い打点と転造初期を安定させるため端面強制を加えています。
カラム設定にて正面断面と側面断面が並ぶようにしてあります。
Front Cut
Right Cut
Front #1Punch
Right #1Punch
Front #2Punch 01
Right #2Punch 01
Front #2Punch 02
Right #2Punch 02
Front #2Punch 03
Right #2Punch 03
Front #2Punch 04
Right #2Punch 04
Front #2Punch 05
Right #2Punch 05
Front #2Punch 06
Right #2Punch 06
Front #2Punch 07
Right #2Punch 07
Front #2Punch 08
Right #2Punch 08
Front #2Punch 09
Right #2Punch 09
Front #2Punch 10
Right #2Punch 10
Front #2Punch 11
Right #2Punch 11
Front #2Punch 12
Right #2Punch 12
通常の工程図なら「切断→予備打ち→仕上げ打ち」の3工程ですが、仕上げ工程ストローク内を解析しないと理解し難い製品ですので少し長いプロセスでしたが表しました。
フローを整えるため頭部成形される際のボリューム変化に合わせ自然と導くよう設計し、アプセット鍛造による粘り強さ・・過度な密度集中を避け全域を鍛錬し強靭に仕上げる事を目標にしています。
仕事上、工程を公開しない事が常識ですが、見た目がかなり怪しいボルトですので安全性説明を込め公開しています。鍛造品ですのでどう作られるかが安全の保証です。
*弊社が取得した特許は製法特許ではありませんが、「緩やかなアプセット形状と上面に放射状の段差」を持つ形状は権利化されています。
PAT6877798
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