口元側の非接触な面と交差面の長さや角度を変え解析している際に、非接触で役に立たなさそうな面を2山以上に長くして行くと螺合全体の応力が均一化して行く事を発見しました。
分析して行くと非接触な面はコイルバネのように弾性を担っているように観察されます。基本的に雌ねじ側は構造体が弾性を持つと考え難いのですでが、雌ねじ直下に働く力はバネ性により分散されるようです。
でも、ここに関しては未知の領域なので解明に時間がかかると思います。
非接触な面の存在はさまざまな環境で使用される螺子にとって最も必要な螺合面なのかも知れません。
想定以上の軸力が加わった際に保険のように存在する非接触面を口元側に持つ構造が最大の発明なのかも知れません。
実施の方法
M16以上の大きな雌ねじは異なる角度の刃物とプログラミングだけで簡単に実施出来ますが、小さな雌ねじでは専用のタップが必要になります。
弊社が取得した形状はヘリカル状の螺旋面を持つ構造で詳細な位置関係や角度に関しては各お客様のノウハウとなります。研究機関で得られた参考値等は公表させて頂きます。
特許権が発生していますので、無断で商用目的には活用されないで下さい。研究機関や研究者の方は事前に連絡をお願いいたします。国内研究機関に対しては無償にてモデル及び全データを供給します。(当面の間、日本国内に限らせてください。)
お客様にて事前に検証される際は出来るだけ連絡を頂けると幸いです。
ご理解の程よろしくお願いします。
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